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1980年代と1990年代の年表

　セガがハードを出していた1980年代と1990年代の懐かしいネタの年表＋一行豆知識です。ゲーム中心の年表はすでにたくさんあると思うので、その“周辺”に重きを置いてます。私の主観で作成しているので偏りがあります。
　最近になって「忘れてはいないけどすぐに全部は思い出せないな」というのが多くなってきたので、こういうのを作成してみました。
　1990年代にはF1ブーム、競馬ブーム、相撲ブーム、Jリーグブームなどがありましたが、それにちなんだゲームもあったなぁと思い出せれば良いです。

●1980年(昭和55年)

3月15日ドラえもん映画の第1作「ドラえもんのび太の恐竜」公開。
4月25日東京銀座で一億円が拾得物として届け出される。半年経っても落とし主は現れず、拾得者の物となる。
4月28日任天堂「ゲーム＆ウオッチ」発売。
6月頃 TOTO「ウォシュレット」発売。 1982年のテレビCMのキャッチコピーは「おしりだって洗ってほしい」。
7月25日「ルービックキューブ」日本でも発売。
樹木希林が富士フイルムのCMキャラクターに抜擢。「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに写ります」というコピーは流行語にもなる。
初代「なめ猫」のグッズ発売。正式名称は「全日本暴猫連合なめんなよ」。

●1981年(昭和56年)

5月16日バラエティ番組「オレたちひょうきん族」放送開始。「8時だョ!全員集合」と同じ土曜夜8時に放送。
7月30日エポック社「カセットビジョン」発売。ファミコンが登場するまで一番売れていたゲーム機。
10月頃パイオニアが日本国内初の「LDプレーヤー」を発売。

●1982年(昭和57年)

4月1日五百円硬貨発行。それまでの五百円は紙幣だった。
8月20日トミー「ぴゅう太」発売。日本語BASICを搭載した16bitのゲームパソコン。
10月1日ソニーが世界初の「CDプレーヤー」を発売。
10月4日バラエティ番組「森田一義アワー笑っていいとも!」放送開始。
12月頃「テレホンカード」発売。様々な企業が特典やグッズとして発売したため、1980年代のコレクターズアイテムになった。

●1983年(昭和58年)

3月頃ゲーム機「アルカディア」発売。日本ではバンダイが販売。世界中で多数の互換機が発売されているが、どうもライセンスの元締めがどこなのか不明らしい。
4月4日 NHK連続テレビ小説「おしん」放送開始。平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%。
4月15日東京ディズニーランド開園。
4月頃コカ・コーラ社「アクエリアス」発売。ポカリスエット（1980年発売）の対抗商品。
4月頃大塚製薬「カロリーメイト」発売。最初はチーズ味のブロック（固形）とミルク味の缶（液体）の2つ。缶タイプの方は流動食を改良してできたものらしい。
7月15日セガ「SG-1000」発売。
7月15日セガ「SC-3000」発売。キーボード一体型のSG-1000の互換機。別売りのBASICカートリッジでBASIC言語によるプログラミングができる。とんねるずがCMをしていた。
7月15日任天堂「ファミリーコンピュータ」（通称ファミコン）発売。発売日はセガのSG-1000と同じである。
7月19日カセットビジョンの廉価版「カセットビジョンJr.」発売。価格は5000円。
10月頃カシオ計算機「PV-1000」発売。家庭用ゲーム機。
ツクダオリジナル「オセロマルチビジョン」発売。セガのSG-1000と互換がある。月日までの発売日は不明。
マイクロソフトとアスキーがパソコン規格「MSX」を提唱。各社からMSXが発売されていく。用途はほとんどゲームだがパソコンである。
「キン肉マン消しゴム」がブーム。主にガチャガチャの景品として販売されていた。消しゴムと呼ばれているが、消しゴムの用をなさない。
「キャベツ畑人形」日本でも発売。パーツの組み合わせで6000以上の種類があり、基本的に同じものはない赤ん坊の人形。

●1984年(昭和59年)

3月11日映画「風の谷のナウシカ」公開。
7月17日エポック社「スーパーカセットビジョン」発売。1981年に発売されたカセットビジョンの後継機（互換はない）。当時は任天堂、セガに次ぐ3番手のハードだった。
7月28日ロサンゼルスオリンピック開幕。
7月頃セガ「SG-1000II」発売。SG-1000のマイナーチェンジ版。セガ・マークIIIとの対比で「マークII」と呼ばれることもあった。
9月頃湖池屋「カラムーチョ」発売。キャッチフレーズは「ポテトが辛くてなぜおいしい！」。1997年にゲームボーイ用のゲームが発売されている。
10月11日 TVアニメ「北斗の拳」放送開始。ファミコンでもセガ・マークIIIでもゲーム化されている。セガ・マークIII版は1986年7月20日発売。
10月25日オーストラリアからコアラ6頭が日本に初上陸。東京都多摩動物公園、名古屋市東山動物園、鹿児島市平川動物公園で飼育が始まる。ロッテの「コアラのマーチ」が発売されたのもこの年。
11月1日新紙幣発行。一万円札が福澤諭吉、五千円札が新渡戸稲造、千円札が夏目漱石。
11月頃週刊少年ジャンプで「ドラゴンボール」連載開始。
トミー「ゾイドゴジュラス」発売。ゾイド（ZOIDS）は1982年頃からあったが、このゾイドゴジュラスが発売された頃から人気になる。
エリマキトカゲがブーム。自動車のテレビCMがブームのきっかけ。
「禁煙パイポ」発売。テレビCMの「私は、コレで会社を辞めました」が話題になる。
「グリコ・森永事件」が発生。「かい人21面相」と名乗る人物がお菓子に毒物を混入したとの脅迫状を報道機関に郵送。「キツネ目の男」が犯人グループの一員と目された。昭和の未解決事件。

●1985年(昭和60年)

1月9日両国国技館が完成。1992年頃からスポーツ以外のイベント（遊星セガワールドなど）にも使われる。
3月17日つくば万博開催。正しくは「国際科学技術博覧会」というらしい。9月16日まで行われていた国際博覧会。
3月20日エポック社「シルバニアファミリー」発売。動物一家の人形で遊ぶドールハウス。類似品にアニメ「メイプルタウン物語」（1986年）のドールハウスなどがあった。
4月1日電電公社と専売公社が民営化され、NTTとJTになる。
4月1日バラエティ番組「夕やけニャンニャン」放送開始。フジテレビの夕方に帯で放送。
4月11日ドラマ「スケバン刑事」放送開始。斉藤由貴主演。ヨーヨーが流行る。
8月頃ロッテの「ビックリマンチョコ」が悪魔VS天使シールシリーズになる。小学生に大ブームとなる。ビックリマンチョコは1977年10月から売っているがその頃は「どっきりシール」。
9月28日バラエティ番組「8時だョ!全員集合」最終回。
10月12日 TVアニメ「ハイスクール!奇面組」放送開始。セガ・マークIIIでゲーム化もされる（1986年12月15日発売）。
10月16日阪神タイガースが21年ぶりにセ・リーグ優勝。狂喜のファンたちがカーネル・サンダース象を道頓堀に投げ入れたりする。11月2日には球団史上初の日本一になる。
10月20日セガ「セガ・マークIII」発売。SG-1000のソフトも動く（互換）。セガマイカードもアダプタなしで使える。
11月7日ドラマ「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」放送開始。南野陽子主演。セガ・マークIIIでゲーム化もされる（1987年4月19日発売）。
12月18日羽生善治が中学生でプロ棋士デビュー。
漫画「孔雀王」の連載がヤングジャンプで始まる。1988年には映画化やゲーム化される。
「ハドソン全国キャラバン」行われるようになる。ハドソンの販促のためのゲーム大会。
「ウーパールーパー」が人気。正式名称は「アホロートル」や「メキシコサラマンダー」。日清焼そばU.F.O.のCMでキャラクター化されて登場。
女子プロレスラーの「ダンプ松本」が怖い人としてテレビに出ていた。1986年にはダンプ松本のアーケードゲームがセガから出ている。セガ・マークIII用ソフト「極悪同盟ダンプ松本」の発売日は1986年7月20日。
日清「タコヤキラーメン」発売。テレビCMではダンプ松本が「マジだぜ」と言っていた。これはドラえもんも真似していた（のび太と鉄人兵団）。

●1986年(昭和61年)

1月28日スペースシャトルチャレンジャー号爆発事故。
2月21日ファミコンの周辺機器「ディスクシステム」発売。
2月頃ハレー彗星が約76年ぶりに地球へ接近。
4月6日ゲーム番組「ファミっ子大作戦」放送開始。同じ番組制作会社で「ファミっ子大集合」「Theゲームパワー」「ゲーム王国」「ゲームEX」「GAME JOCKEY」と続いていく。
4月26日チェルノブイリ原子力発電所で爆発事故。
5月8日イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃が来日。5月11日に青山通りをオープンカーでパレード。
6月1日上野動物園でジャイアントパンダのトントン誕生。
7月1日レンズ付きフィルム「写ルンです」発売。
8月2日映画「天空の城ラピュタ」。8月25日には早くもビデオ（VHS版とベータ版）も発売されている。
10月3日 TVアニメ「Bugってハニー」放送開始。ファミコンソフト「高橋名人の冒険島」の世界観をベースにしたアニメ。おそらく日本で初めてテレビゲームを原作としたアニメ。
10月5日 TVアニメ「あんみつ姫」放送開始。セガ・マークIIIでゲーム化もされる（1987年7月19日発売）。
10月7日 TV番組「高橋名人の面白ランド」放送開始。1987年9月まで。
10月30日ドラマ「スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇」放送開始。浅香唯主演。ファミコンでゲーム化されている（1988年1月22日発売）。セガ・マークIII版のはスケバン刑事IIの方。
12月9日「フライデー襲撃事件」。ビートたけしとたけし軍団がフライデーを襲撃。
12月10日ファミコンソフト「たけしの挑戦状」（タイトー）発売。前日にフライデー襲撃事件。
高橋名人が逮捕されたとの噂（デマ）が広がる。一日署長のことで警察へ行ったことが逮捕されたとの誤解を生み、噂が広まったとのこと（このときの一日署長はスケジュールの都合でできなかったらしい）。

●1987年(昭和62年)

3月28日シャープ「X68000」発売。パーソナルコンピュータであるがシャープは「パーソナルワークステーション」と称していた。スプライトやBGなどゲームに適した機能を搭載している。
4月1日国鉄が民営化され「JR」になる。
4月12日 TVアニメ「赤い光弾ジリオン」放送開始。セガの光線銃「ジリオン」の販促アニメ。セガ・マークIIIでもゲーム化されている（1987年5月24日発売。1987年12月13日には続編の「トライフォーメーション」発売）。
7月18日「夢工場'87」開催。8月30日まで。フジサンケイグループ（フジテレビなど）のイベント。ファミコンのディスクシステムで「夢工場ドキドキパニック」も発売される（7月10日発売）。
9月10日マイケル・ジャクソンが後楽園球場で来日コンサート。
9月20日おニャン子クラブ解散。
10月18日セガ「マスターシステム」発売。日本国内版はセガ・マークIIIにFMサウンドユニットと連射装置、3Dグラスアダプタを搭載したもの。海外版はセガ・マークIIIとほぼ同等。
10月30日 NEC-HE「PCエンジン」発売。ハドソンとNEC-HEとの共同開発。販売はNEC-HE。
12月20日セガ「ファンタシースター」発売。セガ初のRPGだが、セガハード初ではない。セガハード初は「ザ・ブラックオニキス」(1987年3月)、2番目は「覇邪の封印」（1987年10月18日）、3番目がこのファンタシースター。
ハドソン「シュウォッチ」発売。連射速度を測定する玩具。
ソニー・ウォークマンのテレビCMで、ウォークマンを聴きながら瞑想するサルが話題になる。
花王が粉末洗剤「アタック」を発売。世界初のコンパクト洗剤。「わずかスプーン1杯で驚きの白さに」がキャッチフレーズ。これまでの粉末洗剤は大きかった。

●1988年(昭和63年)

1月9日ソニーがVHS参入。まずヨーロッパで販売。その後日本でも販売する。VHS対ベータが事実上決着する。
2月10日「ドラゴンクエストIII」発売。長蛇の列ができ社会現象となる。発売日が水曜の平日だったことから学校をズル休みした児童・生徒もいた。恐喝も多発。
3月13日青函トンネル開通。
3月17日東京ドーム完成。「ドームの屋根はどうやって膨らんでいるのか？」という同じ情報を様々なテレビ番組で見る。
4月10日瀬戸大橋開通。
4月13日 TVアニメ「超音戦士ボーグマン」放送開始。セガの玩具販促アニメ。セガ・マークIIIでゲーム化されている（1988年12月1日発売。メガドライブ発売後というタイミング）。
4月13日毎日放送のドキュメンタリー番組「地球発19時」にて「追跡・超人気ソフト・ファミコン界の謎」を放送。ドラクエスタッフのスペイン旅行の足跡を辿り次回作の予想などをする。水曜日のため「ドラゴンボール」と同じ時刻。
9月27日ソウル五輪100mで優勝したベン・ジョンソンにドーピングが判明し、金メダル剥奪。
10月29日セガ「メガドライブ」発売。
11月頃タカラ「フラワーロック」発売。花をデザインした音に反応して動くおもちゃ。
12月4日 PCエンジンの周辺機器「CD-ROM2」発売。
第一次ミニ四駆ブーム。1987年11月からは漫画「ダッシュ！四駆郎」の連載が開始している。1991年頃までブームは続く。
大塚食品「マイクロマジック」発売。レンジで加熱する冷凍フライドポテト。テレビCMでは光GENNJIが「ぼくのポテトはチンチンチン♪　チンチンポテトマイクロマジック♪」と歌っていた。「チンチンポテト」と呼んでいたが正式名称は「マイクロマジック」。
8cm CDが登場。当時のシングル盤はこれで発売された。1990年代後半からはシングルでも12cm CDで発売するものが増える。
昭和天皇の病状悪化により、自粛が相次ぐ。

●1989年(昭和64年/平成元年)

1月7日までは昭和64年。1月8日から平成。
1月8日天皇崩御によりテレビは追悼番組一色。レンタルビデオ店ではほとんど貸し出し中になっていたと言われている（この話は伝聞で聞くがその映像や写真は見たことはない）。
2月28日富士通「FM TOWNS」発売。パーソナルコンピュータ。ゲームソフトも充実していて、1993年2月16日にはゲーム専用機の「FM TOWNS マーティー」が発売される。
3月頃ライオン「ソフトインワン」発売。リンスインシャンプー。テレビCMで薬師丸ひろ子が「ちゃんリンシャン」と言っていた。シャンプーとリンスを混ぜただけではリンスインシャンプーにならないので注意。
4月1日消費税開始。税率は3%。
4月4日 TV番組「大竹まことのただいま!PCランド」が放送開始。PCエンジンのゲームを紹介するゲーム番組ではあるが、ゲーム以外のバラエティ要素が大半を占めていた。
4月11日川崎市高津区の竹やぶで1億4500万円の入ったバッグが発見される。さらに5日後の4月16日には9000万円の入った手提げが発見される。
4月21日任天堂「ゲームボーイ」発売。同名のゲーム雑誌もあったので紛らわしかった。
6月1日 NHK衛星の本放送開始。試験放送は1984年から、24時間放送は1987年からやっている。
9月1日アタリ「リンクス」発売。カラー液晶を採用した米国の携帯型ゲーム機。スプライトの回転拡大縮小機能を搭載している。国内販売代理店はムーミン。
10月14日バラエティ番組「オレたちひょうきん族」最終回。
10月18日バラエティ番組「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」が放送開始。この番組とは関係ないが、ゲームギアに「クニちゃんのゲーム天国」（1991年11月22日発売。Part2は1992年12月18日発売）というゲームがあった。
11月10日ベルリンの壁崩壊。このときはまだ東西ドイツは統一されていない。勘違いで集まった人々によって壁が破壊される。
12月2日 TVアニメ「ドラゴンクエスト」（勇者アベル伝説）が放送開始。第32話で「というお話だったのさ」といった感じで突然打ち切られるものの、1991年1月11日に第2部が放送される。この第2部の放送に気付かなかった人は少なくない
伊藤園の缶入りのお茶の商品名が「お～いお茶」に変更されヒット商品となる。家で淹れて飲むものだったお茶が外で買って飲むものになっていく。
サントリーの「はちみつレモン」がCMの効果もありこの年に大ヒットしている（発売は1986年）。しかし10年後の1999年にひっそり販売終了。2011年になってペットボトルでリニューアル復帰した。
サントリーの「鉄骨飲料」も大ヒット。
人面犬の噂が広まる。
童話「一杯のかけそば」が話題となる。作者の不祥事などでブームは沈静化。
世界的にランバダ（曲とダンス）がブーム。日本でも1990年にカバー曲がヒットする。ちなみにメガドライブのゲーム「ベア・ナックル」（1991年発売）に登場するブレイズは趣味がランバダ。

●1990年(平成2年)

1月7日 TVアニメ「ちびまる子ちゃん」放送開始。1992年9月に一旦終了し1995年1月から2期がスタートしている。休止の2年間に放送していたアニメは「ツヨシしっかりしなさい」。
1月13日第1回の「大学入試センター試験」実施。これ以前は大学共通一次試験。
1月31日ソ連のモスクワに初のマクドナルドが開業。ものすごい行列ができる。
3月9日 NHK教育の「できるかな」が最終回。ノッポさん喋る。NHK教育は再放送が多いため、別の日の放送で見た人も多い。
3月25日ソビエト連邦の初代大統領就任にゴルバチョフが就任。日本ではゴルビーの愛称で親しまれていた。1991年には「ゴルビーのパイプライン大作戦」というファミコンソフトも発売されている（MSX2版、FM TOWNS版もある）。
3月頃ゲーム雑誌「Beep!メガドライブ」が月刊化。月刊化は1990年5月号からだが、その前の月刊準備号が4月号みたいなものだった。
4月8日 TV番組「森口博子のメガキッズTV」が放送開始。セガがスポンサーのテレビ番組。待望のメガドライブのゲーム番組だと思ったが、ゲームの紹介はほとんどやらなかった。見る機会の少なかったセガのCMを見ることはできた。
6月頃正確な放送日は不明だが、TV番組「ギミア・ぶれいく」で糸井重里を中心として徳川埋蔵金発掘プロジェクトが始まる。最初は超能力の実験としてやっていたが、次第に重機で無理やり掘り起こすことになる。「ギミア・ぶれいく」は1992年に終了するも、発掘プロジェクトは特別番組としてたびたび放送される。
8月2日イラクがクウェートに侵攻。翌年1月17日に湾岸戦争となる。
9月17日日本でもミステリー・サークルが出現。「週刊少年マガジン」にて「MMR マガジンミステリー調査班」が不定期連載され始めたのもこの頃。
10月3日東西ドイツ統一。
10月4日 TV番組「スーパーマリオクラブ」放送開始。任天堂のゲーム関連番組。渡辺徹の司会で「スーパーマリオスタジアム」「64マリオスタジアム」「マリオスクール」と番組名を変えながら続く。
10月6日セガ「ゲームギア」発売。別売りのTVチューナーをつければテレビも見られた。これで深夜番組の「ギルガメッシュないと」（1991年10月～1998年3月）を見たというのが多くの人の語り草になっている。
10月6日 TVアニメ「RPG伝説ヘポイ」放送開始。セガがスポンサーだったアニメ。「RPG伝説」は「ロープレ伝説」と読む。「RPG」や「ロールプレイングゲーム」は他社の登録商標ということでセガでは「ロープレ」と呼んでいた。メガドライブ用のゲームも発表されていたが結局発売はされなかった。
11月21日任天堂「スーパーファミコン」発売。2年前から発表されていたがやっと発売。
12月2日 TBSの秋山豊寛がソ連のソユーズで日本人初の宇宙飛行。ロケットにはF1カーのようにスポンサーのロゴがたくさん貼られていた。秋山さんのソユーズからの第一声は「これ本番ですか？」。
12月23日有馬記念でオグリキャップがラストラン。当時の競馬ブームを牽引したオグリキャップが引退。オグリキャップのぬいぐるみはUFOキャッチャーブームと相成って1000万個以上売り上げている。
正確な発売日は不明だが、ファミコン周辺機器「パワーグローブ」が日本で発売される（アメリカでは1989年発売）。テレビCMでは「7月1日予約開始」とあるのでそれ以降の発売。
「週刊少年ジャンプ」がマクラーレンのスポンサーとなりF1マシンにロゴが貼られる。しかしロゴはとても小さく、テレビ中継で見ても分からなかった。
人面魚ブーム。山形県鶴岡市の善宝寺の人面魚を雑誌「フライデー」が取り上げたことでブーム。
ファジィ家電がブーム。ファジィ(fuzzy)は英語で「あいまい」を意味する。ファジィ理論はAI技術へと発展するらしい。

●1991年(平成3年)

1月17日湾岸戦争が始まる。NHKで放送していたTVアニメ「ふしぎの海のナディア」が湾岸戦争などの臨時ニュースのため頻繁に休止となる（実際は湾岸戦争以外のニュースで休止した方が多かったらしい）。
3月1日ラジオ番組「伊集院光のOh!デカナイト」放送開始。個人的には「キャッチ・ザ・ドラクエ」というコーナーが好きだった（発売前のドラクエ5の情報を募集するが、デマばかりというコーナー）。
3月3日防波堤で釣りをしていた若人あきらが行方不明となる。3日後に発見される。
5月31日ジュリアナ東京オープン。1994年に閉店する。バブルの象徴としてよく紹介されるが、営業していた3年間はバブル崩壊後である。
5月頃セガ「テラドライブ」発売。メガドライブとIBM PCの複合機。
6月3日雲仙普賢岳で火砕流発生。
7月1日 SNK「ネオジオ」の家庭用が販売開始。それまでは業務用として。
7月1日 TVドラマ「101回目のプロポーズ」放送開始。「僕は死にましぇん」が流行語になる。
11月13日宮沢りえのヌード写真集「Santa Fe」発売。この頃はヘアヌード写真が黙認されはじめた時期で、そこに突然18歳の人気タレントがヘアヌード写真を出した。
12月12日メガドライブ周辺機器「メガCD」発売。
12月25日ソビエト連邦崩壊。ゴルバチョフ大統領が辞任。
エポック社「バーコードバトラー」発売。商品についているバーコードで対戦するゲーム。
大相撲で若貴フィーバー。相撲熱の高まりにより相撲映画や相撲ドラマ、相撲ゲームなども作られる。
カルピス・ウォーター発売。カルピスソーダは存在したものの、それまではカルピスは原液で売られていた。カルピス・ウォーターの登場により原液はどの程度薄めれば良いのか判明する。
ミリオンセラーとなる音楽CDが続々と出始める。音楽CDブームの幕開け。
放送日は不明だが、メガCD発売前後に、雑誌「BEEP!メガドライブ」企画のゲーム番組が独立U局（テレビ埼玉や千葉テレビなど）で1時間ほどの尺で単発放送していた。どうやら岡山放送では5～10分枠で「BEメガワールド」という番組がたびたび放送されていたらしい。

●1992年(平成4年)

2月29日ナムコ・ワンダーエッグがオープン。
3月7日 TVアニメ「美少女戦士セーラームーン」放送開始。
3月15日在京・在阪の民放ラジオ5社がAMステレオ放送の本放送を開始。その後も何局かが対応。しかし2007年以降、終了する放送局が続発する（対応受信機の生産数が少ないことや、放送機材の生産終了などが理由）。NHKは最初から導入を見送っていた。
4月13日 TVアニメ「クレヨンしんちゃん」放送開始。つなぎ番組として始まったが長寿アニメとなる。
4月24日ビクター「ワンダーメガ」発売。メガドライブとメガCDの一体型ゲーム機。
5月22日日本で初の「爆破」によるビル解体が実施される。爆破解体されたのは琵琶湖湖畔にある「木の岡レイクサイドビル」（地元では幽霊ビルと呼ばれていたらしい）。テレビ中継もされ多くの見学人が集まった。
6月23日ボクシングの試合のため来日したミッキー・ロークがダリル・ミラーにKO勝ち。そのとき繰り出したパンチを「猫パンチ」と言われてしまう。
8月16日バルセロナ五輪水泳女子平泳ぎ200mで岩崎恭子が金メダル。14歳6日の史上最年少記録。レース直後のインタビューで「今まで生きてきた中で、一番幸せです」と語る。
8月16日高校野球で松井秀喜が5打席連続敬遠。
9月12日この日から多くの学校が毎月第2土曜日を休みにする。学校週5日制が進んでいく。これ以前の土曜日は半日だった。
9月頃カップラーメン「日清ラ王」発売。生麺タイプのインスタントラーメン。当時は生麺だったが、2010年にノンフライ麺となり2代目ラ王となる。
10月5日 TV番組「ウゴウゴルーガ」放送開始。本来のターゲットである子供以外にも、通勤・通学前の見ていた若者にも人気になる。
10月9日フジテレビ深夜に麻雀アニメ「スーパーヅガン」放送開始。当時としては珍しい深夜アニメ。「ぎゅわんぶらあ自己中心派」のゲームには「スーパーヅガン」のキャラも登場する。
11月23日風船おじさんが太平洋横断に出発。25日に消息が途絶える。
12月1日気圧の単位がミリバールからヘクトパスカルに変更される。単位は変わったが数値は変わらない。
12月6日セガのイベント「遊星セガワールド」開催。会場は両国国技館。スポーツ以外で両国国技館が使われた初のビッグイベントらしい（これ以前にはストリートファイターIIの全国大会が開かれてはいる）。
12月頃サザエさん研究本「磯野家の謎」が発売。ここから謎本ブームとなる。1996年には「空想科学読本」が出てくる。
放送日は不明だが、日本テレビで「宜保愛子ピラミッドの謎に迫る！」という番組が放送される。宜保愛子がピラミッドを霊視するもの。宜保愛子を語るうえでは欠かせない番組。
100歳の双子きんさんぎんさんがテレビCMで脚光を浴びる。
ミニディスク(MD)が発売される。
正確な時期は不明だが、荒井注が静岡にカラオケボックスを建てるも、入口が小さかったためカラオケ機材を搬入できず、オープンを断念する。ワイドショーで話題になったのは翌年？
タピオカココナッツミルクが流行る。第1次タピオカブーム。

●1993年(平成5年)

1月22日矢ガモ騒動。矢が刺さったカモが目撃され、捕獲騒動となる。テレビのワイドショーでは連日取り上げられる。矢ガモ騒動はこの年以降もたびたび発生する。
2月16日富士通「FM TOWNS マーティー」発売。FM TOWNS（パソコン）のゲーム専用機。
4月23日セガ「メガドライブ2」および「メガCD2」発売。メガドライブの廉価版。
4月30日第1回K-1グランプリ開催。佐竹雅昭など出場。
5月2日 TV番組「ダンジョンV」が放送開始。放送時間はテレビ東京の日曜18:30（サザエさんの裏）。雑誌「Vジャンプ」の関連番組。ゲームの紹介もしていた。
5月15日 Jリーグ開幕。大変な盛り上がりを見せる。
6月26日セガ「キッズコンピュータ・ピコ」発売。メガドライブのアーキテクチャを転用した幼児向けの知育玩具。
7月3日映画「REX 恐竜物語」が公開される。しかし8月に監督の角川春樹が麻薬で逮捕されたために公開打ち切り。
7月3日 TVドラマ「ポケベルが鳴らなくて」が放送開始。この頃から女子高生の間でポケベルブームが始まり、1998年頃にブームが終わる。数字だけしか送れなかったが、語呂合わせでメッセージを送るポケベル暗号なるものがあった。「広末涼子ポケベル始める」というCMは1996年。
8月20日 LDプレーヤー「レーザーアクティブ」発売。周辺機器によってメガドライブもしくはPCエンジンのソフトを遊べ、それ専用のゲームソフトもあった。
10月28日ドーハの悲劇。ワールドカップ地区最終予選においてサッカー日本代表がロスタイムに同点に追いつかれ本大会出場を逃す。テレビ東京の歴代最高視聴率を記録する。
12月14日日本政府が米（コメ）の輸入を決定。タイ米が輸入されるようになる。この年は冷夏による米不足で「平成の米騒動勃発」とも呼ばれる
12月25日逸見政孝死去。テレビの人気司会者。当時のテレビを代表する人物だった。
バラエティ番組「とんねるずの生でダラダラいかせて!! 」にアイルトン・セナが登場しカートレース対決。放送日は不明。ちなみに、メガドライブの「アイルトン・セナスーパーモナコGP II」が発売されたのは前年の1992年。
日清焼そばU.F.O.のテレビCMで「UFO仮面ヤキソバン」のシリーズが始まる（1995年まで）。1994年にはスーパーファミコン用のゲームになる。
コカ・コーラ社「タブクリア」発売。無色透明のコーラ風飲料。「マジカル頭脳パワー!!」にも出演していた俵孝太郎がテレビCMしていた。

●1994年(平成6年)

3月4日スーパーファミコン用ソフト「ジーコサッカー」発売。投げ売りされたことから非ライセンスソフトのガワにされてしまう。
3月20日パナソニック「3DO REAL」発売。3DO自体は統一規格のため他社（三洋電機）からも発売されていた。
4月16日安達祐実主演のドラマ「家なき子」放送。
5月1日アイルトン・セナが事故死。日本でのF1ブームの立役者だっただけに、F1ブームが衰えてしまう。
6月4日映画「とられてたまるか!?」公開。オフィスシーンの撮影にセガの社内が使われている。ゲームギアでゲーム化もされている。
8月2日ビートたけしバイク事故。
8月6日アニメ映画「ストリートファイターII MOVIE」公開。テレビCMで頻繁に流れていた篠原涼子の歌う挿入歌「恋しさとせつなさと心強さと」は200万枚の大ヒットとなる。作曲は小室哲哉。小室哲哉の曲がヒットを連発していた。
8月31日ジュリアナ東京閉店。
9月1日アイワ「CSD-GM1」発売。CDラジカセとメガドライブ、メガCDの一体型機。ちなみにアイワはソニーのグループ会社。
9月4日関西国際空港開港。
9月9日 SNK「ネオジオCD」発売。テレビCMには地井武男が出演。ロード時間の長さが語り継がれる。1995年12月29日には倍速ドライブの「ネオジオCD-Z」が発売される（それでもロードが長い）。
9月20日オリックスのイチローが1シーズン200本安打を記録（最終的には210本）。「祝200安打」のパネルを持ったイチローの写真をよく見る。
9月23日バンダイ「プレイディア」発売。ドラマ「家なき子」で大ブレイクしていた安達祐実をCMに起用。
10月8日テレビ朝日の深夜に「ファミ通ゲームカタログ」というゲーム番組が始まる。司会は今田耕司と東野幸治。のちに司会が伊集院光に替わって「ゲームカタログII」となる。
10月5日 TVアニメ「BLUE SEED」放送開始。セガがスポンサーについていた。セガサターンでゲーム化もされる（1995年6月23日発売）。
10月17日 TVアニメ「魔法騎士レイアース」放送開始。セガがスポンサーについていた。セガサターンでゲーム化もされる（1995年8月25日発売）。
10月17日音楽バラエティ番組「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」放送開始。ダウンタウンが音楽番組の司会をするという新しい試み。
11月22日セガ「セガサターン」発売。
12月3日 SCE「プレイステーション」発売。「次世代機」という言葉はプレステ陣営が作ったそうな。
12月3日メガドライブの周辺機器「スーパー32X」発売。
12月23日 NEC-HE「PC-FX」発売。
第二次ミニ四駆ブーム。漫画「爆走兄弟レッツ＆ゴー」連載開始。ブームは5年程続く。
時期は不明だが、情報バラエティ番組「トゥナイト2」で32ビットゲームマシンの特集をしている。このあとも「トゥナイト2」はたまにゲームの特集をしていた。

●1995年(平成7年)

1月17日阪神・淡路大震災。
3月20日地下鉄サリン事件。
5月31日東京都知事になった青島幸男が公約を突き通し、世界都市博覧会の中止を決定する。
6月5日週刊少年ジャンプで「ドラゴンボール」の連載終了。週刊少年ジャンプの発行部数が急落する。
7月1日 NTTパーソナルやDDIポケットがPHSサービスが営業開始。10月1日にはアステルも開始。次第にポケベルの利用者が減少しPHSや携帯電話に移行し始める。
7月21日任天堂「バーチャルボーイ」発売。ウッチャンナンチャンがCMしていた記憶があるが、正確にはバーチャルボーイではなくハドソンのCM。
7月頃アトラスの「プリント倶楽部」（プリクラ）が発売されゲームセンターなどに設置される。女子高生を中心にブームとなる。
8月22日 NTT「テレホーダイ」サービス開始。2つの電話番号に対し深夜23時から翌日8時まで定額になるサービス。インターネットのダイヤルアップ接続に使われた。このときは市内プランのみだったが、10月19日から隣接プランも始まる。
10月4日 TVアニメ「エヴァンゲリオン」が放送開始。放送時間は夕方6時半（この頃はまだ深夜アニメは一般的ではない）。セガもスポンサーをしていた。セガは放送中にゲームを発売（1996年3月1日）。
10月10日ラジオ番組｢伊集院光深夜の馬鹿力｣放送開始。伊集院光がニッポン放送からTBSラジオに移籍。
10月17日 TV番組「たけしの万物創世紀」放送開始。
11月1日東京の独立UHF放送局「MXテレビ」（のちにTOKYO MXと名称変更）が開局。当時はそうではなかったが、後年アニメをたくさん放送する局になる。
11月23日 Windows 95発売。それまではNECのPC-98が主流だったが、NEC以外のメーカーもパソコン事業に参入。パソコンの価格が下がり始める。
11月頃大阪府高石市でセアカゴケグモが発見される。これ以降日本各地へ分布を広げていく。
カップ麺「日清Spa王」発売。生麺タイプのインスタントスパゲティ。「スパ王」と呼んでたが正式には「Spa王」。テレビCMがよく流れてた。
新語・流行語大賞に「インターネット」がノミネートしているが、当時インターネットを利用している人はまだ少ない。
新語・流行語大賞ではオウム真理教関連用語が除外される。当時はふざけて使ってる人が多かった。
ナイキのスニーカー「エアマックス」が大人気となる。エアマックス狩りと呼ばれる強奪も発生する。
コギャル、アムラーが出現し始める。
TV番組「浅草橋ヤング洋品店」（浅ヤン）で「バーチャファイター2」を特集したことがある。正確な放送日は不明。ブンブン丸、池袋サラ、新宿ジャッキーなどのプレイヤーがK-1を模して対戦。
野茂英雄が大リーグに挑戦。新人王に選ばれる。のちに発売されるセガサターンソフト「プロ野球チームも作ろう！」では野茂英雄監修になっている。
「ストーカー」という言葉がつきまとい行為の意味で使われ始める。1992年にゲーム「ランドストーカー」が発売された頃にはそういう使われ方はしていなかった。
小学生の間で「バトルえんぴつ」が流行る。主にドラゴンクエストシリーズが人気。発売は1993年らしい。

●1996年(平成8年)

2月14日羽生善治が史上初の将棋タイトル七冠を達成。
3月22日低価格化された白色のセガサターン（白サターン）発売。
4月頃検索サイト「Yahoo! JAPAN」を開始。
4月頃バラエティ番組「進め!電波少年」で猿岩石（有吉弘行、森脇和成）がユーラシア大陸横断ヒッチハイクの旅を始める。
5月頃 SMAPメンバーの森且行がオートレーサー転身のためSMAPを脱退。SMAPが6人から5人になる。
6月23日任天堂「NINTENDO64」発売。
7月5日クローン羊ドリーが誕生。のちに6歳の短命で亡くなったことからクローン短命説が出るが、それは間違いという説も出る。
7月12日東京ジョイポリスがオープン。
7月20日「海の日」で祝日となる。
8月22日第1回の「東京ゲームショウ」が開催。会場は東京ビッグサイト（第3回以降は幕張メッセ）。ゲームの総合展示会。
10月1日 TVアニメ「機動戦艦ナデシコ」が放送開始。セガがスポンサーについていた。セガサターンで2回ゲーム化している（1997年5月2日と1998年9月23日）。
10月3日 TVアニメ「エルフを狩るモノたち」がテレビ東京の深夜に放送開始。この辺を皮切りに深夜アニメが増えていく。
10月18日 K-1がテレビのゴールデンタイムに放送される。ピーター・アーツやアンディ・フグなど。
10月27日 TV番組「特命リサーチ200X」が放送開始。オカルト的なものを科学検証する番組。どことなく漫画のMMR風だった。
11月23日パンダイ「たまごっち」発売。大ヒットとなり品切れ続出。一番人気は白色。
11月頃セガがデジタルカメラ「DIGIO」（デジオ）を発売。記録メディアはSDカードではなく「スマートメディア」というものを使用。
キーホルダー型の携帯テトリスが流行る。類似の海賊版が多数あった。
「ファイナルファンタジー7」がプレステで発売されることが決定し、テレビCMがたくさん流される。
ペプシコーラのCMに「ペプシマン」が登場し人気になる。日本オリジナルのキャラクター。セガサターンのゲーム「ファイティングバイパーズ」（1996年発売）には隠しキャラとして登場。1999年にはプレステ用のゲームも発売される。
NTTドコモのテレビCMで「広末涼子ポケベル始める」というのが流れる。この頃がポケベルのピーク。
読売ジャイアンツが最大11.5ゲーム差をつけられての最下位から逆転優勝。長嶋茂雄監督が以前から言っていた「メークドラマ」が実現する。
茶髪にする人が増えてくる。次第に茶髪ブームと言って良い状態になる。

●1997年(平成9年)

1月23日セガとバンダイの合併が発表される。しかし、たまごっちの大ヒットやバンダイ社内からの反発があり、5月に破談となる。
3月1日大阪ドーム完成。
3月15日ナゴヤドーム完成。
3月15日映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生」公開。劇場公開に合わせ1月頃からTV版が深夜に再放送される。
4月1日消費税が3%から5%になる。
4月2日 TVアニメ「少女革命ウテナ」放送開始。セガがスポンサーについていた。セガサターンでゲーム化もされている（1998年5月28日）。
6月26日バンダイ「デジタルモンスター」（デジモン）発売。男の子向けの戦うたまごっちというコンセプトの携帯育成ゲーム。
6月26日ハリーポッターの1作目「賢者の石」が発売。初版は500部だったが、ベストセラーとなる。日本語版は1999年12月1日発売。
7月1日香港返還。
7月12日映画「もののけ姫」公開。宮崎駿監督が引退をほのめかしていたが、このあとも作品を作り続けることとなる。
9月14日オーディション番組「ASAYAN」にて「モーニング娘。」が誕生。1980年代後半から続いた“アイドル冬の時代”もこの辺を境に終わったとも言われる。
10月1日 TV番組「おはスタ」放送開始。司会は声優の山寺宏一。「おーはー」と言ったらこっち。
10月頃ラジオ番組「全国こども電話相談室」がそれまで月曜日から金曜日までの帯番組だったのが、日曜日朝の週1回になる。
11月頃せがた三四郎を起用したセガサターンのCMが流れ始める。決め台詞の「セガサターン、シロ！」は低価格になった白サターンのアピールしているのだろうが、白サターンが出たのは1年半も前である。
12月16日ポケモンショック。TVアニメで使われていた激しい光の点滅によって視聴者が体調不良を起こす。同年の3月29日にNHK教育の「YAT安心!宇宙旅行」でも同様の事態が発生していたが、こちらはそれほど騒ぎにならなかった。
12月20日映画「タイタニック」日本公開。ヒット。
バラエティ番組「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」で「マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター」の新キャラクターを作成する企画。憲磨呂（ノリマロ）が誕生。放送日は不明。
放送中のTVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎（第4期）」がセル画からデジタル彩色に移行する。このころからデジタル彩色が増えていく。
ハイパーヨーヨーがブーム。
キシリトールガム発売。歯にやさしいキシリトールがブームになる。

●1998年(平成10年)

2月7日長野オリンピック開幕。閉会式の司会が欽ちゃんだった。
4月1日ゲーム番組「GameWave」がテレビ東京の深夜に始まる。テレ朝深夜にやっていた「ゲームカタログII」から引き続いて伊集院光が司会。
4月4日スケルトンセガサターン発売。この時期は透明素材で中身が透けて見えるスケルトンがブームとなっていた。ちなみに厳密にはスケルトンではなくトランスルーセントというらしい。
7月30日「あつめてゴジラ～怪獣大集合～」発売。ミニゲームがバンドルされたドリームキャスト用のビジュアルメモリ。ドリームキャスト発売に先行。
7月頃セガ運営のパソコン通信「TERA-NET」が閉鎖。インターネット掲示板「SEGA BBS」へ誘導される。
8月22日高校野球の決勝で松坂大輔がノーヒットノーラン。
8月29日日本でiMac発売。スケルトンで一番有名なもの。
8月30日原宿、上野、御徒町の「歩行者天国」が廃止される。このときはまだ試験的な廃止だったが、2001年8月31日に正式に廃止となる。
10月5日フジテレビの夕方に「DAIBAッテキ!!」という番組が始まる。ドリームキャスト名義でセガがスポンサーしていた。「チェキッ娘」という女性アイドルグループが生み出される。
10月21日任天堂「ゲームボーイカラー」発売。
10月28日 SNK「ネオジオポケット」発売。5か月後の3月19日に「ネオジオポケットカラー」が発売される。
11月27日セガ「ドリームキャスト」発売。湯川専務のCMが話題。
TV番組「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」にてポケットビスケッツの新曲発売をかけて100万人署名運動。小学生たちが署名を集める。
美白の女王「鈴木その子」がブレイク。顔が真っ白な人。ブレイクのきっかけになったのは「未来ナース」（1998年4月～2001年3月）という深夜番組らしい。
ジターリングが日本で発売される。ハイパーヨーヨーブームの陰で忘れられがち。
ペプシコーラのボトルキャップがブーム。キャラクターフィギュアの付いたボトルキャップで、ペプシマンやスター・ウォーズのコラボなどがあった。
マクドナルドがハンバーガーを期間限定で65円にする。1996年には80円、1997年には99円と期間限定でやっている。

●1999年(平成11年)

1月21日プレイステーションの周辺機器「ポケットステーション」発売。ドリームキャストのビジュアルメモリ的なもの。
1月29日地域振興券の発行が次々と始まる。15歳以下と一部の65歳以上に2万円分の商品券が支給された。6月24日にドリームキャストが19,900円に値下げされこの地域振興券で買った人もいる。
1月31日ジャイアント馬場死去。
2月22日 iモードサービスがスタート。
3月3日 CD「だんご3兄弟」発売。NHK教育の「おかあさんといっしょ」で人気となり待望のCDリリース。299万枚の大ヒットとなる。
3月4日バンダイ「ワンダースワン」発売。
8月頃ノストラダムスの大予言がハズれたと気付く。
5月9日電子ペット「ファービー」発売。米国では1998年発売。
6月1日犬型ロボット「AIBO」発売。
8月30日水木一郎が「24時間1000曲ライブ」を行う。TV番組「快進撃TVうたえモン」の企画。
11月11日グリコがこの日を「ポッキー＆プリッツの日」と定める。
12月1日「ハリーポッターと賢者の石」の日本語版が発売。
コンピュータの2000年問題対策が佳境を迎える。
コギャルが進化してヤマンバになる。
動物占いが流行る。
レンズ付きフィルム「写ルンです」の売上がピーク。2000年以降にカメラ付携帯電話が普及する。
「キックボード」が発売され流行る。「キックボード」は商標で一般名詞は「キックスケーター」らしい。
深夜枠に限定されていた消費者金融のテレビCMが全日に解禁される（ただしTBSは2001年3月まで解禁しなかった）。テレビが消費者金融のCMで溢れるようになる。2006年ごろ再び規制強化される。

●2000年(平成12年)

ハッピーマンデー制度により、成人の日と体育の日が月曜日に移動する。2003年には海の日と敬老の日も対象になる。
3月4日 SCE「プレイステーション2」発売。破格のDVDプレイヤーとしても人気。映画「マトリックス」のDVDがたくさん売れる。
7月19日二千円発行。西暦2000年と沖縄サミットをきっかけに発行。しかし半端な額面のため敬遠されがちであまり流通しなかった。きっかけとなった沖縄で辛うじて流通。
8月1日新五百円硬貨発行。それまで変造500ウォン硬貨が自動販売機で使われる事案が多発していた。
8月24日 K-1ファイターのアンディ・フグが死去。
9月頃 Googleが日本語での検索サービス開始。当時は国産の検索エンジンGooもあり、それと混同する人もいた。
11月5日旧石器捏造事件が発覚する。捏造した人はそれまでゴッドハンド（神の手）と言われていた。
11月10日日本人初のポスティングシステムによりイチローの独占交渉権をシアトル・マリナーズが獲得。
12月1日 BSデジタル放送開始。
12月9日バンダイ「ワンダースワンカラー」発売。
12月31日インターネット博覧会（インパク）開幕。大金を投入したホームページという感じだった。
サントリー「DAKARA」発売。CMの小便小僧の吹替をしている一人（せいじろう）は、セガサターンソフト「デスクリムゾン」（1996年）の全ての声を当てている声優である。
ユニクロのフリースがこの年に2600万枚も売れる。（1998年に200万枚、1999年には850万枚売れている）
マクドナルドのハンバーガーが平日65円になる。それまでも期間限定だったのが平日へと拡大。ユニクロ共々デフレの象徴。

●2001年(平成13年)

1月15日「Wikipedia」公開。この頃は英語版。日本語版は5月10日頃。
1月19日 SEGA BBSにおいてセガの業務と関係のないカテゴリが閉鎖される。完全閉鎖は2005年9月。
1月31日セガがハード機部門から撤退を発表。その日の多くのニュース番組で取り上げられる。日本テレビのドキュメンタリー番組「スーパーテレビ情報最前線」では制作現場密着取材中にハード撤退発表に遭遇している。
3月31日ドリームキャストの製造終了。
3月31日「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」（USJ）オープン。
7月20日映画「千と千尋の神隠し」公開。日本歴代興行収入第1位となる。
9月11日アメリカ同時多発テロ事件。
9月11日日本国内初の狂牛病 (BSE) 感染牛が発見される。
10月23日 iPod発表。発売は11月17日。この頃はまだMac専用。MP3プレイヤーは以前から存在していて画期的というわけでもなかった。

●参考サイト

　大部分がWikipediaを参考にしています。

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